オーストリアワインの2015年輸出、収穫量減により停滞

September 1, 2016 - オーストリアワインの輸出高は8年連続の成長の後、2015年に初めて若干の減少を見た。オーストリア・スタティークによれば、2015年ワイン輸出量は4800万リットル、1億4千300万ユーロとなった。これは業界関係者にとっては驚くにあたらず、というのも、問題の多かった2014年ヴィンテージは収穫量が減っているからだ。輸出金額の2014年対比1.1%減は危惧されたより小さかったものの、やはり収穫減は輸出高に影響を与えた。

スパークリングワインの落込、瓶詰クヴァリテーツヴァインの増加

図表:©ÖWM
図表:©ÖWM

しかしながら、2015年輸出統計はいくつかの、より詳細な検討に値する特異な点を示している。例えば、瓶詰クヴァリテーツヴァインについては、2015年は再び相当量の増加をもたらした。特に赤ワインは4百万ユーロ近い(+13.5%)成長で、嬉しい驚きだ。他方、バルクワイン、保護呼称産地名なしワイン、またプレディカーツヴァインは減少を見せた。統計ではまた、スパークリングワイン輸出も本格的下降の様相を呈しており、中でもパールヴァイン(微発泡ワイン)の減少が顕著で、これは業界インサイダーによる、特定の‘工業製品的’なフリッツアンテ製品の市場推移に関する憶測によってしか説明できない。

非EU向け輸出の成長

市場を吟味すると、EU28か国向け輸出金額が4.8%減少している中、非EUメンバー諸国向け輸出金額が10%成長していることに驚かされる。取り分け、ゼクト、フリッツァンテ、そしてバルクワインの減少がドイツ向けの結果を曇らせたものの、ドイツ自体は完全なプラス成長を見せている。2015年輸出高は、以前一貫して成功を収めていたいくつかの市場――オランダ、スウェーデン、フィンランドとイタリア――で減少する一方、英国、ベルギー、デンマークは再度強い上昇を見せた。EU以外では、嬉しい驚きはスイス、米国、ノルウェー、香港とロシアで、中国と日本では減少が報告された。

2016年は収穫量小

こうした状況において、2016年の収穫ではさらなる供給量の困難が待ち受けているため、苦難の原因がいくつか生まれている。グリューナー・ヴェルトリーナーに関しては、オーストリアは平均的収量と品質を見込んでいるが、赤ワイン、特にツヴァイゲルト、そしてシュタイヤーマークの地域特産品種達については、4月終わりの過酷な遅霜のため、事態はバラ色とは行きそうにない。

傑出した2015年ヴィンテージへの強い需要

著しくポジティヴな励みは、2015年ヴィンテージワインに対する非常に強力な需要によるもので、これらのワインはそろそろ市場に出つつある。素晴らしい赤と白のプレミアムワインに対する関心のレベルは、6月のヴィエ・ヴィヌムの後に、国内市場でも国際市場でも強く感じられるだろう。いくつかの最も評判の高い白と赤は、主に2016年の秋から2017年にかけて初めてリリースされる。こうしたワイン達によって、オーストリアワインは、シュタイヤーマークにおいてすら、困難な時にあってもそのサクセス・ストーリーに新たな一章を書き加えることになるだろう。というのも特に、この傑出したヴィンテージに対する国際的な賛辞と論評が、天候不順に対して、ある程度の慰めとなり続けるはずだからだ。

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