ワインあふれるオーストリア。良好~非常に良い2015年

November 16, 2015 - ようやく! 非常に手間がかかり問題の多かった年2014年の後、2015年はワイン生産者達に笑顔をもたらした。春は素晴らしく開花期も良好だったが、続く夏に驚くべきことが起こる。熱い日々と夜が続き、心配されたが、8月の中旬にはオーストリアの大部分で降雨があった。8月末の最後の熱波の期間はブドウが非常に良い熟度に達するのを助け、この時期夜は既に冷えており、アロマの醸成に最適だった。良好な天候の推移のお蔭で、生産者は秋の悪天候による時間的プレッシャーを受けずに、リラックスして収穫をすることができた、。残暑があったため、醸造家達には、ブドウの扱いや発酵に際して解決すべき油断ならない課題が与えられた。最終的に仕事の成果は報われ、ワインは現在、素晴らしい果実酸味豊かなアロマと品種個性を表している。ヴィンテージ特性は、穏やかな酸と非常に力強いアルコールで、豊かなボディーを支えている。

ニーダーエスタライヒ

© AWMB/Himml

ニーダーエスタライヒの生産者達にとって、今年は昨年に比べて、ストレスのない、気楽な収穫期だった。おだやかな冬と暖かな年の前半は素晴らしい開花期で締めくくられ、その後夏の熱波が到来し、8月の終わりにはまさしく恵みの雨が降った。最終的に非常に質の高い果実が得られたことで忘れがちだが、5月6日夜中に雹が降り、ヴァーグラム、クレムスタール、そしてカンプタールで、3,000haに及ぶ被害をもたらした。いずれにしても高品質が期待できたことで、国のワイン委員会は、被害を受けたワイナリーが適切な量を購買できる可能性を設けるために、ヘクタール辺り1,800kgの収量アップを認めた。収穫は比較的早めに始まり、ブドウ栽培農家は良い値をつけることができた。ほとんどすべてのブドウが健全で完熟した状態でセラーに運ばれ、現在熟成しているところだ。発酵中に既にワインがこのように素晴らしいアロマを放つことは久しくないことだ。おかしな進展や発酵の問題などはほとんどなく、それらに対しては簡単に処置を講ずることができた。今年例外的に認められた補酸のおかげで、醸造責任者は、特に早熟品種で心配された微生物学的安定を達成することができた。結論として、2015年は、ニーダーエスタライヒの生産者達にとって、ブドウの品質的に、そして同時に比較的穏やかな労働という観点からも長く生産者達の記憶に残るだろう。

ブルゲンラント

天候はニーダーエスタライヒと同様に推移し、喜ばしい違いは、破壊的な雹の被害から免れたことだ。ここでも成熟はオーストリアの他産地同様に進み、ブドウが健康であることから高い糖度が予測された。ゼーヴィンケルでは猛暑のため、熟度が高く酸のレベルが低めでpH値の高いブドウができたため、セラーにおいてはしっかり舵取りをするために著しく注意を払う必要があった。アルコール発酵ととマロラクティック発酵の推移は、数十年の経験を持つ生産者達をも時に驚かせた。労苦の結果はブルゲンラントにおいても報われ、品種特徴の出た、フルボディーのワインとなった。穏やかな酸は今日国際的には非常に歓迎され、時として力強いアルコールは、2015年ヴィンテージの目印と言える一方、長期熟成のための安定要因としての一面も持つ。2015年はその力強さが興味深く、赤ワインに高い期待が寄せられており、1本や2本は長く寝かせておくべきだ。

シュタイヤーマーク

一度の雹が、果実量を25-30%減らしたものの、雹害は生育シーズンの非常に早い時期に起こったため、残った房の品櫃には影響しなかった。開花期の幅が広かったことから、各地の収穫時期は大きく異なる。ブドウの高品質と高熟度は、高めのアルコールを確約し、力強い年が期待される。最初に収穫されたムスカテラーには既に、昨年すべての努力を傾けたものより歴然と高い品質が期待されている。予想に反して今年はヴェルシュリースリングは10%減だが、ワイン愛好家は、シュタイヤーマーク産ムスカテラーとモリロンから潤沢な量のワインができたことを喜ばしく思っている。
要約すれば、ワイン産地シュタイヤーマークの2015年は、高い収穫量によってではなく、その高品質で記憶されるだろう。

ウィーン

首都のあるウィーンのブドウ畑では、軽微な雹害と夏の乾燥があったものの、通年適切に働くことができ、おかげで開花期にいくらかの果実を失ったにもかかわらず、今年の収穫は量的に近年の平均程度に落ち着いた。乾燥による悪い予測に反して、ブドウが十分な果汁を育んだことを生産者達は喜んだ。猛暑の夏のブドウ供給に対する影響は、ワインメーキングにも及び、醸造に際して特別な注意が求められた。こうした張りつめた時期の労苦は、既に10月の終わりの最初のプレゼンテーションンにおいて報われている――とてもフルーティーでするすると飲みやすく、力強さにあふれたヴィンテージを予測させる味わいだ。

プレス情報

オーストリア・ワイン・マーケティング協会

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