DACワイン―とは何?

“DAC”は“ディストリクトゥス・アウストリアエ・コントロラートゥス”の略で、固有の産地に典型的なクヴァリテーツヴァインの法的な略称だ。したがって、ラベルにワイン産地名と、その後にDACの文字の組み合わせが続く場合(ex. カンプタールDAC)、あなたは産地に典型的なクヴァリテーツヴァインを手に取っていることになる。

 

"*詳述: 理論上はオーストリアの生産者は36品種からクヴァリテーツヴァインを生産することができる。しかし実際には、生産者は自分の畑と産地に最も適したブドウを特定して育てることになる。どのブドウ品種を植えるかの決断は、栽培上、そしてマーケティング上の判断基準によって行われる。従って、ドナウ周辺にシルヒャーを、或いはグリューナー・ヴェルトリーナーをシュタイヤーマークに植えようとはしない。何故ならそれらの品種は、両産地の特性に適合しないからだ。

オーストリアの全ての州でブドウは育てられているが、ブドウ栽培が重要な役割を演じるのは、そのうち4つの州――ニーダーエスタライヒ、ブルゲンラント、シュタイヤーマークとウィーン――においてのみだ。この4大ワイン生産州内に、16の特定ワイン生産地が定められてきた。これらの生産地は各産地のトップクオリティーの特産品をプロモートすることで、国内そして国際的なワイン市場に地位を築くべく努力を重ねて来た。2014年3月までに9産地が、ひとつあるいは数種の産地典型ワインをその産地名の下に市場に出すことを決断する一方、その他全てのワインはラベルに、ワイナリーの名称と連邦州の名前のみを表示している、世界的に有名な生産地名ワインの例(ex. イタリアのバローロ、フランスのシャブリ、スペインのリオハ)に倣って、それらの産地の産地典型ワインは、ラベルに産地名とそれに続くDACの3文字を記載する。"