オーストリアの品種

オーストリアには36のブドウ品種――22の白と14の赤品種――が、クヴァリテーツヴァイン、或いは特定の熟度と収穫タイプのクヴァリテーツヴァイン(プレディカーツヴァイン=甘口ワイン)、そしてラントヴァインの生産のために公的に認可されている。赤ワインの比率はこの20年間で倍になり、現在オーストリアのブドウ畑栽培面――総面積46,500ヘクタール――の1/3を占める。

オーストリアは、リースリング、ピノ・ブラン、シャルドネ、ムスカテラー、トラミーナー、ピノ・ノワール、メルロ、カベルネ、そしてシラーなど国際的に知られた品種にとって卓越した立地の数々を有する。しかしさらに重要なのは、グリューナー・ヴェルトリーナーを筆頭とする地場品種の貴重なポートフォリオだ。この白品種単体でオーストリアの全ブドウ畑栽培面積の3分の1を占める。グリューナー・ヴェルトリーナーに加えて、他の白品種――ノイブルガー、ロートギプフラー、ツィアファンドラー、そしてローター・ヴェルトリーナーが、そして赤品種――ツヴァイゲルト、ブラウフレンキッシュ、St.ラウレント、そしてブラウアー・ヴィルトバッハーが、非常に高く評価され、実のところ今日再びその貴重性が再評価されている。

一般的に多くのブドウ品種がトラミーナーとホイニッシュをその親品種に有している。トラミーナーはヨーロッパでもっとも古い品種のひとつで、古代に育っていた野生ブドウの子孫である可能性が高い。ホイニッシュは、マジャール人によってハンガリーから中央ヨーロッパ――そこで速やかに拡がった――にもたらされた品種族の名前だ。少なくとも今日知られる品種の75が、ホイニッシュをその家系図に有している――例えばシャルドネやリースリングのように。

ブドウ栽培と交配の知識はオーストリアにおいて長い伝統を持つ。実際のところ、それはクロスターノイブルクのブドウ栽培と果樹園芸の連邦研究所――2010年10月に150周年を迎えた――によって長くサポートされてきた。それは世界最古のワイン生産学校だ。ブドウ交配の部署は、その国際的権威として知られるフェルディナント・レークナー博士によって運営されている。彼の、DAC分析を用いたブドウ品種同定に関する調査は、世界的に認知されている。

白ワイン品種の概観

This picture shows grapes of the grape variety Grüner Veltliner
© AWMB / Oberleitner

赤ワイン品種概観

This picture shows grapes of the grape variety Zweigelt
© AWMB / Oberleitner