ノイジードラーゼー (Neusiedlersee)

ツヴァイゲルトの力強いワインの数々。偉大な銘柄

ノイジードラーゼーのワイン生産地域は、大きく浅い鹹湖であるノイジードラーゼー(ノイジードル湖)の東岸に位置しています。決められたブドウ畑のエリアは、北にあるワイン産出村ゴルスから、ハイデボーデンの平地を経て、ハンガリー国境に接するゼーヴィンケルの町まで延びています。果実味豊かで残糖のあるシュペトレーゼやアウスレーゼのスタイルで作られたワインを代表とするバランスのよい白ワインから、新世代のワイン生産者の手になるフルボディでなめらかな赤ワインまで、6675ヘクタールの畑でいろいろな品種が栄えています。ゼーヴィンケルのユニークな微気候は、傑出した品質(それもほぼ毎年可能な品質)で国際的な評価を受けている高貴な甘口ワインの源となっています。

栽培面積:

6.675 ha

主要ブドウ品種:

ヴェルシュリースリング(甘口)、ツヴァイゲルト

代表的な町や村:

ゴルス、メンヒホフ、ハルプトゥルン、ポーデルスドルフ、フラウエンキルヒェン、イルミッツ、アペルトン、アンダウ

A picture shows a panorama view over the region Neusiedlersee
© NTG/steve.haider.com

広大で独立した区画の畑に植えられたブドウは、長い日照時間を享受しています。暑く乾燥した夏と寒い冬を特徴とするパノニア気候の影響、そして広大な表面積のノイジードラーゼー(ノイジードル湖)と、ブドウ畑のあいだに点在する数えられないほどの小さな浅い鹹湖がもたらす緩衝効果によって、ブドウ生育期間は引き延ばされる。定期的な秋の霧と高い湿度は、好ましい貴腐菌(ボトリティス・シネレア)の繁殖に最適な条件を整え、ベーレンアウスレーゼやトロッケンベーレンアウスレーゼ、とりわけ白ワイン品種ヴェルシュリースリングのそれといった高品質のデザートワインの基礎となっています。ゼーヴィンケルは他のオーストリアのワイン産地と比べてはるかに歴史の浅い地域であるにもかかわらず、これらの甘口の名品は疑う余地なくゼーヴィンケルの国際的評価に貢献してきました。レスとロームから砂利と砂の堆積土までにわたる多様な土壌タイプが、広範にわたる品種が繁栄できる環境を提供しています。

ヴェルシュリースリングの他に、この地域の代表的白品種としてはピノ・ブラン、シャルドネ、そして芳香性品種があり、いろいろな白ワインが生産されています。人気の高い赤品種としてはまずブラウアー・ツヴァイゲルトがあり、ブラウフレンキッシュ、サンクト・ラウレント、ピノ・ノワールがそれに続き、最近になって国際品種のいくつかも植えられるようになりました。ノイジードラーゼーの赤ワインは、明らかに成功への正しい道です。樽で熟成させない果実味主体の例から、樽熟成されたもの、そして単一品種やブレンドと、多彩なスタイルが存在しています。

地元のレストランでは、地に足のついた地元の食材を使用して、創造的で現代的な料理を提供しています。メニューには、野菜料理や魚料理の名物から、希少種の牛肉に至る広い選択肢があり、どの皿にも、そしてどの味覚にも合致するようなワインが一緒に出されます。

食芸術の楽しみの他に、サイクリング、乗馬、あらゆる種類の水上スポーツといった、カロリーを消費するための数多くの機会があります。また宿泊するためのすべてのカテゴリーの施設が揃っています。ワイン生産を行う村には、北岸のノイジードルとゴルス、東岸のアンダウ、フラウエンキルヒェン、そしてメンヒホフ、南に向かって牧歌的なポーデルスドルフ、イルミッツ、アペルトン、パムハーゲンがあります。シュロス・ハルプトゥルンは、年間を通して、定期的なコンサートと文化的な展覧会を開催しています。