シュタイヤーマルク州 (Steiermark)

シュタイヤーマルク州 (4.240 ha) - 最上のソーヴィニヨン・ブラン生産地

他のワイン産地で、より重量感のあるアルコールの高いワインが造られているのは疑いのないことですが、南のシュタイヤーマルクのように、見事なまでに鮮度が高くエレガントなスタイルで、地域の典型的なワインが造られている例は、滅多にありません。

A picture shows some impressions of Styria
© AWMB / Armin Faber

シュタイヤーマルクの3つのワイン生産地域は、シュタイヤーマルク州の南部に位置し、すべてそれぞれに地元の名品があります。西に向かうと、スパイシーなロゼであるシルヒャーが支配的な存在になります。これはユニークで絵画的な土地が重畳する丘陵の中にあるテロワールを真に表現したものと言えるでしょう。サウザル地域と、畑の中をうねるように走るズュートシュタイヤーマルク・ワイン街道沿いには、香り高いソーヴィニヨン・ブランとゲルバー・ムスカテラーが君臨し、火山活動の跡があるためにヴォルケーノランドとして知られる南東部の地域では、ワイン通への本当のもてなしであるトラミーナーが、3つの芳香性品種を締めくくります。

Steiermark, © AWMB

最も多く存在する品種はヴェルシュリースリングです。青リンゴの香りの、爽快で飲みやすいスタイルのワインであり、ワイン評論家が考えるよりも遙かに多くのファンがいま。ピノ品種は、もっと複雑でよりフルボディのワインを生みますが、取り分け炭酸塩を豊富に含む土壌から生まれる、ミネラル豊富で洗練された、ヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン)がそうした傾向を持ちます。同様に、シャルドネ(この地ではモリヨンともして知られています)とグラウブルグンダー(ピノ・グリ)は、鮮度感と重量感とボディを上品に合体させたもので、どちらも長く瓶熟成させると素晴らしく向上します。新しいヴィンテージは、11月の最初の週に販売が開始される、ユンカーと呼ばれる軽いワインで祝われます。収穫後の春には、オーク樽を使用せずに品種の個性が表現された、クラシックと呼ばれる伝統的に辛口のワインがリリースされます。辛口でフルボディのラーゲン・ワインは、普通は確立した単一畑からの非常に熟したブドウを用いて造られます。シュタイヤーマルクの生産者たちは、このようなワインを、優しく自然に扱って熟成させます。すると結果として、正統的で個性が明瞭で、世界クラスの、典型的なシュタイヤーマルクのスタイルのワインが出来上がるのです。

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