我々のワイン
オーストリア人は自然を愛し、それゆえ自然に多大な敬意を払っている。環境保護、特に水質保護、健全で遺伝子操作をしない食品、生態的多様性、エネルギーと素材効率といった事柄は、この国の最優先課題だ。 そういう訳で、オーストリアの有機耕作面積の割合が、世界のトップにあることは驚くにあたらない:既に農地全体の26%、全ブドウ畑の15%が今日、有機農法のガイドラインに従って耕作されている*。さらにオーストリア
我々のワイン
ワインは二千年紀以上にわたってオーストリアの文化の一部であり続けている。今日でもローマ時代のセラーや中世の街並み、そしてバロック様式の修道院とその所有畑を、ワイン産地のいたるところで見ることができる。 オーストリアでは、このようなワインの長い伝統に深い敬意を払いつつも、それを現代ワイン文化の基礎として活用するというユニークなスタンスを取っている。オーストリアの現代ワイン文化は、オーストリアワインを
我々のワイン
オーストリアはリースリング、 ソーヴィニヨン・ブラン 、ムスカテラー、そしてヴァイスブルグンダー( ピノ・ブラン )にとって、またシャルドネやピノ・ノワールといったその他の国際的な人気品種にとっても傑出したテロワールを持っている。 しかし真にユニークな財産は、地場品種で、フラッグシップとしてのグリューナー・ヴェルトリーナーだ。国際的な賞賛を受け、影響力のあるワインライターや出版物はグリューナー・ヴ
我々のワイン
オーストリアワインはコンパクトなボディーと気候によるフレッシュな味わいによって、様々な料理――中欧から地中海諸国、果てはアジアの料理、エスニックからフュージョン料理まで――の理想的な相棒となる。 © ÖWM / Anna Stöcher 北京とシンガポールで開かれる毎年恒例の“中華料理とワインの国際会議”において、 グリューナー・ヴェルトリーナー &Coトラディツィオネルが、中華と他の多くのアジア
我々のワイン
オーストリアワインの独自性はその特別な地理的位置に由来する。 オーストリアの緯度はブルゴーニュと同じだが、気温差はより激しい。夏の暑い日中と冷涼な夜がここではキリッとした味わいのアロマティックな、同時にフルボディで洗練された個性を持つワインを生む。オーストリアワインのように偉大で、しかもさわやかで独特の美味しさを持ったワインを造れるような場所は、世界中探しても存在しない。 1 冷涼な北風 2 暖か
我々のワイン
オーストリアは比類ない素晴らしい生活の質を誇るゆったりとした国だ。オーストリアが世界中で最も魅力的な旅行先のひとつになったのは、このことと決して無縁ではない。 多くの観光客がオーストリアをヨーロッパで最もホスピタリティー溢れる国と認めている。そのことは特に絵に描いたように美しいワイン産地――46,515haにわたって広がる――についてあてはまる:ドナウ両岸にヴァッハウとニーダーエスタライヒの正統派
我々のワイン
家族経営のワイナリーがオーストリアのワイン業界の主流で、それゆえに大量生産はその中心的存在ではない。 © AWMB こうした産業構造や職人的手作業による高い労働集約性、厳しい収量制限の結果、ワイン生産国としてのオーストリアは、エントリーレベルの価格帯においては、例外的機会(豊作、特別なマーケティングやセールス…)にしか存在し得ない。 いずれにしてもオーストリアワインはすべての価格帯で傑出したお買い
我々のワイン
オーストリアワインは今日、世界中のワイン業界の人々にもワイン愛好家達にも等しく高く評価されている。地に足のついた生産者達の手作業によって造られるワインは、そのポテンシャルをブラインド・テイスティングにおいて繰り返し発揮している。特筆すべきは、オーストリアワインの他に替え難い、エキサイティングな特性で、その特性は7つの不可欠な要因によって構成される。 © AWMB / Brunnbauer 1. 気