我々のワイン
オーストリアのワイン・シーン。ロゼをオーダーする人は、ワインを理解し、そのエレガントさ、そして女性的色合いと精妙な酸のもたらす相乗効果を楽しみ、よく冷やして軽い食べ物や魚に合わせて楽しみたいと思う人間として、自らを印象付けることになる。 Alleskönner: Aperitif, Terrassenwein, Speisenbegleiter Österreich ist noch ein kl
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いよいよオーストリア白ワイン文化のスター 熟成ポテンシャルを持つ偉大なワイン達国際的賞賛を得ている傑出したテロワール・ワイン;の登場だ。品種のヴァラエティーは無限とはいうものの、明白なリーダーは単一畑に育つグリューナー・ヴェルトリーナーとリースリングから造られるワイン達だ(例えば、ヴァッハウの“ スマラクト ”やドナウ川流域、或いはヴァインフィアテル産の卓越したワインなど)。 非常に個性が際立つワ
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ディナーが供された! 美味しい飲み物を合わせるのを拒否する者はまずいないだろう。オーストリアの白ワインは、全てのオケージョンと全ての季節に対応する幅広いレンジの風味を持つ。ユンガー・エステライヒッシャーとシュタイリッヒャー・ユンカーは、新ヴィンテージの使者として、秋には疑いないワイン・チョイスだ。 軽快なグリューナー・ヴェルトリーナー、例えばヴァッハウ産の“ シュタインフェーダー ”、或いはソフト
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このカテゴリーには、伝統的なボトル内発酵によるスパークリングワイン、第一にÖsterreichischer Sekt g.U. Reserve (エスタレイヒッシャー・ ゼクト g.U レゼアヴェ)とGroße Reserve(グローセ・レゼアヴェ)が当該当する。 ゼクト 業界は個人的な職人的生産者も”ゼクトケラライ”と呼ばれる商業的な生産者も含む。ブドウ品種に関しては、ヴァインフィアテルにおいて
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オーストリアのワイン造りにおける様々な風景は、その多様なワインに反映されている。とても印象的なのは、果実味と酸のバランス、そして独自のアロマと風味だ。しかし、その背後には一体何があるのだろう? 暖かい日中と冷涼な夜の有意な温度差がまずある。白ワインは軽快でフレッシュなものからパワフルでボディーのあるもの、そして最も高貴な雫にいたるまで幅がある。赤は若々しくエレガントなものから凝縮感に富み、強靭なも
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オーストリアはトップ・クオリティーのスパークリングワイン―― ゼクト ――を生産し、その歴史は19世紀の半ばにさかのぼる。スパークリングワインはそれ自体で心地よく、また広範な食べ物によく合う。オーストリアのスパークリングワインはシャンパーニュ、カバ、他の同種のワインと肩を並べる存在だ。 オーストリアのスパークリング・ワインは大メーカーによって同様、個人経営ワイナリーによっても造られている。特にヴァ
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シュペートレーゼやアウスレーゼといったスタイルの高品質のワインは適度な熟成ポテンシャルを有する。若いワインとしては、それらはヴェルヴェットのような残糖と、果実味と酸のダイナミックなバランスを表現する。北と南のワイン産地の完璧な気候環境が美しい創造物の性格を決定づけている。 もし十分に長く熟成させることができたら―時には数十年にわたって―これらのワインは非常に複雑になり、広範な食べ物と完璧な調和を見
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オーストリアは赤ワイン造りの長い伝統がないにもかかわらず、その未来は著しく有望だ。これはフルーティーなアロマのおかげだ―典型的オーストリアのアロマ;クラシックなスタイルとともにバリック熟成のものでも;深みがありながらアルコールが高過ることはない;つまり、原産地のティピシティーを反映したエレガントで、本当に楽しんで飲めるワインなのだ。 ツヴァイゲルトが主導役をつとめるのは、オーストリアのほとんど全て
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赤ワインに関する国際的ワイントレンドは、オーストリアワインの発展、特にその需給関係について相当に意識している。フルボディで、深みがあり、複雑で奥行きがあり長期熟成の可能性を持つワインは、国内外で賞賛されている。 力強い赤ワインの需要は大きい―単一畑産の単一品種としても、適度なバリック熟成による樽香がワインの風味を覆い隠さないようなキュヴェ・ブレンドとしても。それら小樽熟成された最高品質のワインは透
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甘口のオーストリアワインは最高レベルの肩書きを特徴とする:ベーレンアウスレーゼ、 トロッケンベーレンアウスレーゼ 、シュトローヴァイン、 シルフヴァイン ―表現力に富む、ヴェルヴェットのような果実のアロマと風味―、そして幾世紀にもわたる伝統とともに洗練されたルスター・アウスブルッフなど。 これらの甘口ワインは稀少で、高い残糖による甘さと高く凝縮された酸、そしてしばしば貴腐菌による比類のないアロマと
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• シュペートレーゼ Spätlese 完熟したブドウで、マスト重量最低19°KMW • アウスレーゼ Auslese 注意深く選ばれた遅摘みブドウ、マスト重量最低21°KMW • ベーレンアウスレーゼ Beerenauslese 過熟 and/or 貴腐果より、マスト重量最低25°KMW • アイスヴァイン Eiswein 収穫 、そして圧搾時に凍結しているブドウより、マスト重量最低25°KMW
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オーストリアのクヴァリテーツヴァンの規定では、プレディカーツヴァインの残糖分の表示を、厳密に要求している。 ドライ(トロッケン Trocken) 残糖が 4 g/l以下であるか、総酸が 2 g/l以上残糖を下回らない場合、最大 9 g/l。例えば残糖が8g/lのワインの場合、最低6 g / l の酸がなければ、“辛口”と表示できない。或いは、公式的に表わすなら「辛口:残糖=酸+2以内、最大9」とな
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過去においては、甘口ワインの領域はヴェルシュリースリングだけに占められがちだった。現在はしかし、特にブルゲンラントのセーヴィンケル地域で、品種の範囲はより広範になっている。 © AWMB / Eva Kelety オーストリアで栽培されているブドウ品種の大半―― シャルドネ 、ヴェルシュリースリングからブーヴィエ(糖分たっぷり)、そしてアロマに富むムスカテラー、ムスカット=オットネル、 トラミーナ
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甘口ワイン生産の可能性は、それぞれの年の自然状況が決定する。そして多量の貴腐ワインが毎年できることを期待することはできない。 © AWMB ベーレンアウスレーゼおよびトロッケンベーレンアウスレーゼの豊作年は、2005、2004、2001、1998、1996、1995年。グレートヴィンテージとして名高いのは、1991、1981、1973、1969、1963年だ。 貴腐のヴィンテージとは対照的に、傑出
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偉大な甘口ワインは、特に料理とのマッチングについて言えば、驚くべき無限の可能性を秘めている。 © AWMB / Wirz, Möbius 最も古典的で、しばしば見られるのは、デザートとの組み合わせだ。オーストリアの菓子類は特に、プレディカーツヴァインがいかに理想的なパートナーとなるかを雄弁に示している。しかしそれだけではない。家禽類のレヴァーは――例えば、ローストでもパテでも――甘口ワインを求める
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アイスヴァインの生産には多大な忍耐が求められる。 © AWMB / Lukan 完熟した、しかし貴腐に冒されていないブドウの実は、ブドウの木に残され最初の霜が来るのを待つ。気温が-7℃くらいに達すると、遂にブドウの水分が氷結する。そのタイミングでブドウは収穫され、プレスされねばならない。プレス機では、水分はいくつもの氷の塊となって残り、凝縮した果汁だけが流れ出す。アイスヴァインはエレガントではっき
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完熟したブドウは甘い。しかしこの甘さはどのようにワインに現れるのだろう? ブドウが秋に可能な限り長く木に残されると、ブドウの持つ糖分は凝縮される。 © AWMB シュペートレーゼやアウスレーゼ・レベルのワインでは、この凝縮は、ほとんどブドウに顕著な変化をもたらさずに起こる。一方で高いプレディカーツヴァイン・レベルのワインについては、ブドウの中で不思議な変化が起こることが観察されている。完熟した白ブ
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ノイジードラーゼー(ノイジードル湖)周辺では、パノニア気候と溢れる湿気が偉大な甘口ワインの生産に最適な環境をお膳立てする。 © AWMB / Lukan 320k㎡の湖とゼーヴィンケル地域に散らばる近辺の数多くの小さな湖が、特別なミクロクリマを形成し、それが良い、あるいは“高貴な”なカビをブドウに発生させる。年によっては、このプロセスは急速になされる。貴腐によるプレシカーツヴァインは他のワイン生産
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これは’オレンジワイン’、'アルティザン・ワイン’、' ナチュラル・ワイン 'を意味する――そしてこれらの用語の定義はサステイナビリティのセクションにある。これらの新しい、或いは実際には古いワインスタイルの正確な定義はまだ十分になされていない。 硫黄添加を極力避け、ワインメーカーはブドウがワインになるのをほとんど妨げない。それらに共通するのは、明確なタンニンストラクチャーで、白ワインにおいてすらし