オーストリア人は自然を愛し、それゆえ自然に多大な敬意を払っている。環境保護、特に水質保護、健全で遺伝子操作をしない食品、生態的多様性、エネルギーと素材効率といった事柄は、この国の最優先課題だ。 そういう訳で、オーストリアの有機耕作面積の割合が、世界のトップにあることは驚くにあたらない:既に農地全体の27%*、全ブドウ畑の22%**がオーガニック農法のガイドラインに従って耕作されており、そのうち5分
ワインは二千年紀以上にわたってオーストリアの文化の一部であり続けている。今日でもローマ時代のセラーや中世の街並み、そしてバロック様式の修道院とその所有畑を、ワイン産地のいたるところで見ることができる。 オーストリアでは、このようなワインの長い伝統に深い敬意を払いつつも、それを現代ワイン文化の基礎として活用するというユニークなスタンスを取っている。オーストリアの現代ワイン文化は、オーストリアワインを
家族経営のワイナリーがオーストリアのワイン業界の主流で、それゆえに大量生産はその中心的存在ではない。 © Austrian Wine こうした産業構造や職人的手作業による高い労働集約性、厳しい収量制限の結果、ワイン生産国としてのオーストリアは、エントリーレベルの価格帯においては、例外的機会(豊作、特別なマーケティングやセールス…)にしか存在し得ない。 いずれにしてもオーストリアワインはすべての価格
オーストリアはリースリング、 ソーヴィニヨン・ブラン 、ムスカテラー、そしてヴァイスブルグンダー( ピノ・ブラン )にとって、またシャルドネやピノ・ノワールといったその他の国際的な人気品種にとっても傑出したテロワールを持っている。 しかし真にユニークな財産は、地場品種で、フラッグシップとしてのグリューナー・ヴェルトリーナーだ。国際的な賞賛を受け、影響力のあるワインライターや出版物はグリューナー・ヴ
This recipe can also be made with chamois, roe deer or even wild boar. With roe deer the sauce should be more delicate, while more strongly spiced with red deer or chamois; it could even have some cru
オーストリアワインはコンパクトなボディーと気候によるフレッシュな味わいによって、様々な料理――中欧から地中海諸国、果てはアジアの料理、エスニックからフュージョン料理まで――の理想的な相棒となる。 数多くの国際的な試飲会で、グリューナー・ヴェルトリーナーなどは、中華料理やその他多くのアジア料理にも素晴らしい相性であると認められています。 しかし、当然のことながらオーストリアワインは母国の料理文化に深
オーストリアワインの独自性はその特別な地理的位置に由来する。 オーストリアの緯度はブルゴーニュと同じだが、気温差はより激しい。夏の暑い日中と冷涼な夜がここではキリッとした味わいのアロマティックな、同時にフルボディで洗練された個性を持つワインを生む。オーストリアワインのように偉大で、しかもさわやかで独特の美味しさを持ったワインを造れるような場所は、世界中探しても存在しない。 1 冷涼な北風 2 暖か
オーストリアでは、白26と赤14、合わせて40のブドウ品種が、 クヴァリテーツヴァイン 、あるいは熟度や生産方法が特別なクヴァリテーツヴァイン( プレディカーツヴァイン )およびラントヴァインの生産に公式に認可されています。栽培面積に占める赤品種の割合は増加し、現在ではオーストリアのブドウ栽培面積(合計46,500ヘクタール)のほぼ3分の1を占めています。 オーストリアは、 リースリング 、 ピノ
オーストリアには国際的に認知された数多くの傑出したワイン産地やワイナリーが存在する。ラベルに"オーストリア”と書かれる場合、中味もオーストリアのものでなくてはならない――そうすることによってはじめてオーストリア製品は、その故国におけるトップイメージを未来においても世界的に保障され得るのだ。オーストリアワイン法§ 2 の2節によれば"オーストリアワイン”はオーストリア産ブドウから造られたワインとして
オーストリアのワイン法はEUワイン法に対応したヒエラルキー構造内にある。EUワイン法の最上位には“EUワイン市場機構”の定義があり、それはヨーロッパ農業大臣法(2008年成立)の理事会とされる。 このワイン市場のEU理事会法は“共同市場機構”と称するものに2009年に統合された。簡明化のためヨーロッパ共同体におけるワイン市場機関内のワイン市場レジームについて今少し述べる。ワイン法の基礎的部分は同一
オーストリアワインは今日、世界中のワイン業界の人々にもワイン愛好家達にも等しく高く評価されている。地に足のついた生産者達の手作業によって造られるワインは、そのポテンシャルをブラインド・テイスティングにおいて繰り返し発揮している。特筆すべきは、オーストリアワインの他に替え難い、エキサイティングな特性で、その特性は7つの不可欠な要因によって構成される。 すべての最新の日本のプレスリリース プレスのお問
ワインの産地はその品質の最も基本的要素です。「 テロワール 」という用語は近年盛んに議論されるようになったスローガンで、「テロワールとは何か?」という疑問に対する意見は様々に異なります。 © Austrian Wine / Komitee Kamptal それはブドウが育つ土壌を意味するのか? 或は気候も重要な要素なのか? ワインの栽培や醸造のタイプに関してはどうなのか? 唯一の正答が存在するわけ
オーストリアのワイン造りにおける様々な風景は、その多様なワインに反映されている。とても印象的なのは、果実味と酸のバランス、そして独自のアロマと風味だ。しかし、その背後には一体何があるのだろう? 暖かい日中と冷涼な夜の有意な温度差がまずある。白ワインは軽快でフレッシュなものからパワフルでボディーのあるもの、そして最も高貴な雫にいたるまで幅がある。赤は若々しくエレガントなものから凝縮感に富み、強靭なも
1979年 長く寒い天候と、例年より雨の多い春のせいで、生長開始は遅かった。しかし初夏に好天で高温の時期が長く続いたため、非常に迅速で力強い発芽となった。ブドウにとって非常に良かったのは9月と10月の気温が平年より暖かく乾いていたことだ。1979年ヴィンテージは傑出した質を持つ。 1978年 ブドウの木が成熟しているため、畑は実質的には霜の害を受けずに冬を越した。発芽は遅かった。涼しい天候のため開
1989年 早い発芽、遅れた開花、やや雨の多い夏に涼しく早い秋が続き、ようやく素晴らしい小春日和が訪れた。天候は鮮明なコントラストを描いた。早熟のブドウは全般的に凡庸ながらピリッとヘルシーなものがあり、それに対しプレディカーツヴァインはかなりの注目に値する。 1988年 穏やかな冬、乾いて暑い夏は最後にかけて大雨があったが、秋は乾燥し暖かかったため、多くの栽培農家が、たっぷりした量の素晴らしいブド
1999年 1999年の収穫は2百8十万hlで4%前年より多かった。この増加の原因は、主要産地に酷い霜の害がなかったことと、生長期間に適度な水分の供給があったことだ。開花は6月半ばから7月末まで続いた。酷い花振るいもなく、受粉は素晴らしい状況だった。暖かく雨の多い夏が葉の成長を促進した。しかしながら、ニーダエスタライヒとシュタイヤーマークでおそよ1000haを超す雹の被害があった。天候の変わりやす
非常に変化の多かった2004年は、十分な降水量とともにポジティヴなスタートを切った。特に東部のワイン産地では雪が多く、2003年の熱波の後、ブドウの木は白い羽毛の下で活力を取り戻すことができた。 不運なことに、天候はずっと湿って涼しく、開花がかなり遅れる場合もあった。5月と6月ですら太陽は輝くことを拒否し、開花は遅れ、持続的雨に見舞われた。自然の収量減がこの段階での結果だ。 天候 涼しさと雨は7月
昨年の暖かいシーズンの始めから、優しい春の叙情にひたる余裕はなかった。既にイースターの一週間後に早期の熱波が国中を駆け抜け、1週間の涼しい期間を除いて、5月から8月まで4ヶ月間焼け付くような暑さが続いた。雹の嵐が5月半ばにあり、ウィーンの一部に被害を与え、著しい収量減を招いた。それがこの非常に有望な生長の早いシーズンの唯一のネガティブな観点で、開花も乾燥し暖かいコンディションで問題はなかった。 天
2001年には栽培総面積46,200ha (-1%) から2,530,600hl (+8%) のワインが生産された。これは平年平均2,418,000 hlの5%増しだ。白ワインは1,759,200 hlで6%の増加で、赤ワインは771,400 hl で14%の増加だった。 天候 乾燥した冬は、冬と呼ぶには全く穏やか過ぎるほどで、大半のワイン産地では乾燥して快適な春が続き、ブドウは普通に育った。5月
2002年には、栽培総面積46,000haから総計2百6十万hlのワインが生産された。平年より10%増しの結果となった。 天候 穏やかな、乾燥した冬に引き続き、好ましい、同様に乾いた春が訪れた。5月末の開花に問題はなく、受粉も兆候だった。夏中続いた、雷雨をところどころに挟む暖かい天候が、果実を暑い2000年ヴィンテージと張り合う熟度へと導いた。ヴァッハウ、カンプタール、クレムスタールでは部分的に、
2000年の収穫は2千3百4十hlで、平年並みの2百4十万hlより3%低く,前年より17%少ない。 天候 [この減少は晴天、高温で非常に乾燥していた天候が原因だ。冬は湿り、しかし寒すぎはしなかった。暖かい乾燥した春が理想的な生長環境をもたらした。4月と5月は夏並の気温になり、早い開花を促した。涼しく湿った天候は生長に必要な雨を降らせた。8月が極度に扱ったため、ブドウの見は小さく、果汁の量は少なかっ
この情報は英語のみでのご提供です。 Vintage Typ Wachau Kremstal Traisental Kamptal Wagram Weinviertel Carnuntum Thermenregion Burgenland Steiermark Wien 1999 white red sweet 19 - - 18 - - 17 16 - 17,5 17 17,5 16,5 18 1
極度に変わりやすい天候が多くの生産者を限界まで苦しめたが、勤勉な畑管理は最終的には報いられた。 新たな年の白ワインは果実味主体で、明快、そして素晴らしいハーモニーを奏でる。赤は滑らかでチャーミングな“オーストリアらしい”ブケと明快な品種個性で特徴づけられ、ワインは若いうちから飲む喜びに溢れている。 デザートワインは記録的な濃さと印象的な素晴らしい果実味を呈する。収穫量2百2十万ヘクトリットルは長年
オーストリア中の全てのワイン産地から、大きな満足から絶頂感の兆しまでが表現されている。それは11月始めの2006年の収穫予想だが、そろそろ終わりにさしかかっている。主にプレミアム・カテゴリーのワインに使用される最後のブドウが収穫され、間もなくセラーに持ち込まれる。 全てのオーストリアのワイン産地において、高い糖度が基本だが、それは2000年や2003年ヴィンテージとは異なり、バランスの取れた糖度同
この年のオーストリアの収穫は繊細でフルーティーのものだ。以下の2007年ヴィンテージの概略は、いくつかの重要なハイライトを提供する。 収穫は、大部分で、10月末までに終了した。実際にはブドウの大部分は10月仲間には既に収穫されていた。しかしながらいくつかの産地では、プレディカーツヴァインにされるトップ・クオリティーのブドウはまだ木に残されていた。 全体的にブドウの高い品質は理想的で、完熟し、適度の
オーストリアのワイン生産者は、全く始めから大きな困難に直面した。2008年の難しい天候――ほぼ全てのワイン産地における雹、激しい雨と長く続く霧――のため、ブドウの成熟は決して簡単ではなかった。 畑では栽培農家は、ピュアで熟したブドウを適切なタイミングで収穫(場合によってはこのシーズンは非常に遅かった)するために、あらゆる経験とノウハウを駆使しまければならなかった。それは特に異例に(数ヶ月も)早いベ
ここ数年収穫量の低いヴィンテージが続いたが、オーストリアの2011年ヴィンテージは、優雅なバランスの白と赤を完熟したブドウから産んだ。 2011年の収穫は、2012年2月始めのアイスワインで終わりを告げ、2800万hlを収穫。ようやくオーストリアの空っぽのセラーを埋めることになった。 2011 年ヴィンテージは比較的厳しい冬で始まり、あちこちで霜の害があり、例えばヴァインフィアテルのような地方では
2009年の厳しい冬は2010年の心地良い春に迎えられた。しかしながら、寒くて雨の多い時期がすぐに続き、2010年はかなりの雨量と日照不足に見舞われる。 ブドウ品種とワイン産地によるが、開花期が、ある場合は良好な天候の期間に、ある場合はそうではない期間に起こり、それが収穫量に直接の影響を及ぼした。この時期の花振るいは、各房につくブドウの実を少なくするとともに、ブドウの木になる房の数を減らす主要な原
オーストリアの2012年ヴィンテージの最終的な収穫量215万4.800ヘクトリットルは、長年の平均を大きく下回った。 これは、特にニーダーエスタライヒに甚大な損害をもたらした5月の遅霜に起因する。それ以外には良好な気候に恵まれたことで、品質は、基本的に全ての生産地とブドウ品種について、概ね非常に高く評価できる。生育期間の終わりと主要収穫期における、乾燥した良い気候によって、完全に健康で熟成した白と
Österreichische Winzer und die Freunde ihrer Weine können sich über den Jahrgang 2015 freuen. Nur sehr vereinzelt wurden Weinbaugebiete durch Hagelunwetter empfindlich geschädigt. Der Jahrgang 2015 st
Nach den bekannt schwierigen Witterungsverhältnissen im Sommer und Herbst 2014 hatte Österreichs Winzerschaft in den Weingärten alle Hände voll zu tun, um gesundes und reifes Traubengut zu gewinnen. M
At close to 2.4 million hectolitres, the total volume of the current Austrian vintage is just under the 5-year average, even though the main variety, Grüner Veltliner, had suffered from coulure damage
それは不気味と言っていいくらい――9末尾の年が連続しているのだ! 伝説のオーストリアの“9末尾”ヴィンテージは、新世紀においても間違いなくその期待を違えることはなかった。 伝説は1959年に始まった――自然が傑出した結果をオーストリアに授けたヴィンテージだ(他の欧州のワイン生産国においても)。魅惑的な白、そして特に甘口ワインはこのヴィンテージ伝説の生き証人だ しかし10年後の1969年、自然はさら
Ein Weinjahr als Achterbahnfahrt: So wird 2016 den österreichischen Winzern und Weinfreunden wohl in Erinnerung bleiben. Am Ende stehen gute bis großartige Qualitäten in Weiß, Rot und Süß teils sehr g
“Living with the vines” is the Austrian winegrowers’ maxim – because behind every bottle of wine lie months of work and countless manual interventions. Year in year out, winegrowers passionately devot
Just like other countries around the world, Austrians have their own traditions of cooking over an open fire. Whether it’s sausages, steaks, pulled pork, vegetables or fish, the variety of wines from
Sequence of designations: Origin - Quality Level Wine lists with a generous Austrian selection can also be organised according to grape variety. One makes distinctions initially by type of wine, then
Sequence of designations: Origin – Quality Level Voluminous wine lists require more levels of organisation than small ones. Here, the types of wine (white wine, red wine, etc.) will first be organised
Sequence of designations: Quality Level - Grape Variety One may also organise a wine list initially by type of wine and country, then by more closely defined origins (wine-growing region/ DAC ), where
Sequence of designations: Origin - Quality Level - Grape Variety Very expansive and wide-ranging wine lists with many wines per producer, as well as venues that feature a great assortment of wines fro
Sequence of designations: Origin-Quality Level-Grape Variety A very consumer-friendly organisation for the modern fashionable eatery with a good wine programme, but for superior inns and restaurants w
Sequence of designations: Origin - Quality Level - Grape Variety A simple system of organisation for pubs or bistros with a small wine assortment: Sparkling – White – Red – Sweet. The types of wine (w
It is important that wines are correctly identified by bars, restaurants and wine merchants and that wine lists are correctly structured in the technical sense. One still finds inaccurate designations
Fancy some mature white wines? Then you have to try the combination with hearty breadcrumb cauliflower, finished with a buttery, nutty hazelnut bechamel and a fresh leaf salad with camelina marinade.
The lucky number for the world of Austrian wine seems to be the 9, since when the year ends with this numeral – like 1999 and 2009 (‘the Niners’) – the vintage often turns out to be particularly fine.
The earliest wine harvest of modern Austrian viticulture surpassed the volume of the previous, above-average vintage 2017, at 2.75 million hectolitres. Once again, wines of very good to excellent qual
Vintage 2017 Vintage 2016 Vintage 2015 Vintage 2014 Vintage 2013 Vintage 2012 Vintage 2011 Vintage 2010 Vintage 2009 Vintage 2008 Vintage 2007 Vintage 2006 Vintage 2005 Vintage 2004 Vintage 2003 Vinta
Young vegetables and Austrian wine: a match made in heaven. The supporting actors are becoming the stars on our plates – vegetables, herbs, and pulses etc. are taking kitchens by storm. Wines from Aus
Mediterranean cuisine enjoys great popularity in Austria and is not limited to pizza and pasta. The secret lies in the simple and rather purist composition of the dishes. Spanish tapas are currently e
Austrian Sekt sparkles brilliantly in the glass – especially on the winter holidays Christmas and New Year’s Eve. We owe this ebullient delight to a great love story that began – once upon a time – in