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ヴァッハウ (Wachau)
急な段々畑。高貴品種。不朽のワイン。

ユネスコ世界遺産のひとつであるヴァッハウは、メルクとクレムスのふたつの町の間、ドナウ渓谷に横たわる、天然の美を誇る地域です。グリューナー・ヴェルトリーナーとリースリングが1344ヘクタールの畑に植えられており、その一部は非常に急な斜度の段々畑です。最上の畑からは、何十年もの熟成可能性がある、世界の白ワインの中でも最上とされるワインが生み出されます。

ヴィンヤードエリア

1.344 ha

最も重要なブドウ品種

Grüner Veltliner, Riesling

最も重要なワインの場所

Spitz, Arnsdorf, Wösendorf, Joching, Weißenkirchen, Dürnstein, Loiben, Rossatz, Mautern

1980年代半ばから、ヴァッハウの辛口白ワインは、保護志向の生産者協会「ヴィネア・ヴァッハウ」によって自然なアルコール濃度に基づき3つのカテゴリーに分類されている。アルコール濃度11.5%未満の香り高いライトワインは「シュタインフェーダー」(地元に生息する野草の名前が由来)。最も一般的なカテゴリーは、11,5度から12,5度の、フェーダーシュピール 。力強いリザーヴワインは「スマラクト」(最低アルコール濃度12.5%)と呼ばれる。その名はよく晴れた日にヴァッハウのブドウ畑に出現するエメラルド色のトカゲに因む。

ヴァッハウはオーストリアの最もエキサイティングで魅惑的なワイン産地のひとつです。数百万年にわたって、ドナウ川はその凝固した片麻岩と角閃石の間を曲がりくねる水路によって、渓谷を形成してきました。急斜面の結晶岩石土壌の段状畑は、傑出したリースリングを生みます。氷河期には植生は乏しく、偏西風が漂う砂を、風下の東向の結晶岩の丘へと運び、それがレスの層となりました。これは偉大な、たっぷりとして雄弁なグリューナー・ヴェルトリーナーが育つ場所です。並外れて多様な地質的地域は、最良の向きの段状斜面の地質構造とともに、更にバヴァリアの修道院によって中世にこれら急斜面でブドウが耕作されたことと相まって、壮大でユニークなヴァッハウの景観を形作っています。

Wachau, © AWMB

気候もまた重要な役割を果しています。ここでは、西の大西洋と東のパノニア平原という二大気候要因が、相互にかみ合っています。さらには、それぞれ の畑は、傾斜、太陽への向き、土壌環境、さらには日中の太陽熱を吸収する石造りの壁や崖といった要因によって、独自の微気候をもっています。暑く乾燥した 夏と厳しい冬の影響は、ドナウ河によって和らげられ、北方のヴァルトフィアテル地域からの涼しい夜風は、収穫前の重要な月における日中と夜間の気温差を広 げます。

ヴァッハウの歴史的環境、例えばシュピッツ、ヴァイセンキアヒェン、ヨッヒングからデュルンシュタイン、そしてロイベンを訪ねたなら、定評のある生産者とお勧めのレストランを訪ねない訳にはいかないし、それらはしばしば互いに徒歩圏内にある。ドナウ南岸も足を伸ばす価値あり。リースリングとグリューナー・ヴェルトリーナーという並外れた熟成能力を持った王者と並んで、地場品者であるノイブルガー、ゲルバー・ムスカテラー(ミュスカ・ブラン)、そしてソーヴィニヨン・ブランが、洒脱な味覚のセンセーションを巻き起こす。

A picture shows Terraces in Wachau
© AWMB / Johannes Brunnbauer

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