五感すべてに訴える至福の夕べ

ウィーン – 東京：2012 年 10～11 月に東京で開催されるウィーン国立歌劇場日本公演では、ウィーン国立歌劇場管弦楽団も来日して演奏を行います。ご存じのように、このウィーン国立歌劇場管弦楽団は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーによって構成されています。この選り抜きの音楽家たちの中には、音楽だけでなくワインの愛好家も数多く存在します。そこで、自身も美食とワインの熱烈な愛好家である第 1 ヴァイオリン奏者のアンドレアス・グロスバウアーは「Philharmonic Taste」のコンセプトを思いつきました。彼はそのアイデアについて、「音楽とワインという 2 つの芸術が出会うとき、歓びは 2 倍になるだけではなく、まるで魔法のような輝きを放ちます。この 2 つが互いに共鳴し合い、感性を刺激するからです。 2 つの最高の芸術を同時に体験できる初めての機会となるのが、今回のイベントです。『総合芸術』として、最高の音楽と屈指のワインを一晩ゆっくりと東京の高級レストランで堪能して下さい。」と述べています。

グロスバウアーは、その他 3 人のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバー - ギュンター・ザイフェルト（第 2 ヴァイオリン）、トビアス・レア（ヴィオラ）、フリードリッヒ・ドレツァル（チェロ） – と共に弦楽四重奏団を結成し、ワインに合わせてモーツァルト、シューベルト、ドヴォルザーク、バッハ、シュトラウスによる音楽を演奏します。演奏はワインを楽しんでいる間に行われ、食事は演奏の合間に提供されます。つまりこのイベントは、単なるワイン・テイスティングでも、ワインを添えたディナーでもなければ、音楽付きのディナーでもない、まさしく「Philharmonic Taste」の夕べなのです。

オーストリアワインマーケティング協会との協力により、グロスバウアーはこの特別な夕べのコンセプトを考案しました。この夕べでは、オーストリアのトップワイナリーで生産された最高のワインだけでなく、ワイン業界でも評価の高いオーストリア・ヴァルトフィアテル地方のグラス企業 Zalto 社による最高級のワイングラスも提供されます。このワイングラスについてグロスバウアーは次のように語っています。「ワインにとってグラスとは、音楽にとっての素晴らしいコンサートホールのようなものです。相応しい空間があってこそ、十分に味わうことができるのです。Zalto 社の手吹きグラスは、私にとってウィーン楽友協会の『黄金のホール』と同様です！」そのため、グロスバウアーは自ら最高水準のロケーションとレストランを選び抜きました。つまり、彼はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の創設者であるオットー・ニコライの「最高のものを生み出すには、最高の人材と最高の方法が必要」という哲学をあらゆる点で実践しているのです。

「Philharmonic Taste」の夕べでは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーがゲストと共に食事を取るため、ゲストは彼らと直接交流する機会を持つこともできます。演奏後には、メンバーはきっとワイングラスを傾けながら、これまでの音楽家としての経験について語ってくれるでしょう。

日程や詳細については近日中に次のサイトで公開されます：www.philharmonictaste.com