開花期の難しい天候。量的に平均を下回る収穫になると見られる。
ブドウの質は良好
比較的遅い発芽と劣悪な開花コンディションに反して、成長の遅れは取り戻された――湿った冬と夏の間の全体的な高温がその一因だ。しかしながら、薄く、排水性の高い土壌に植えられた若木の畑は、長引いた夏の暑さと乾燥したコンディションに大いに苦しんだ。幸運なことに、8月の終わりに雨が降り、この雨はブドウの急速な成熟プロセスを緩和し、持続させるために極度に重要な役割を果たした。ブルゲンラントのゼーヴィンケルでは早熟なブドウの収穫――大半がシュトゥルム向け――は既に始まっている。本格的収穫はブルゲンラントでは9月の半ばに、ニーダーエスタライヒとシュタイヤーマークでは10月初旬になると見込まれる。
甚大な花振るいの被害
熱波から寒冷雨までの開花期のドラスティックな天候の変化は、かなりの結実の問題――花振るい――を、特に看板品種であるグリューナー・ヴェルトリーナーに引き起こした。もっとも被害を受けたのは、ヴァッハウ、クレムスタール、カンプタールなどドナウ川周辺地方とヴァインフィアテルの一部だ。他の産地も部分的に花振るいの被害を受けている。全般的に、花振るいは今年の収穫量が平均よりやや下回ることになる原因となっている。
花振るいの他には、雹が部分的にオーストリアの畑に大きな爪痕を残した。5月4日の早い雹の嵐は、ミッテルブルゲンランド(「ブラウフレンキッシュランド」として知られる)に深刻な被害をもたらした。そして8月後半までには、オーストリア全体で2,500haのブドウ畑(ニーダーエスタライヒ1,200ha、ブルゲンラント1,100ha、シュタイヤーマーク200ha)が雹の被害に見舞われ、その被害総額は500万ユーロに上る。
幸運なことに霜の被害は、今年は――特に2012年にもたらされた歴史的霜害に比べると――顕著なものではない。
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2013年9月11日 プレスリリース
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