オーストリアワイン:輸出で記録、国内優位
輸出:数量と金額ともに増加
傑出したヴィンテージ2017は、2018年にオーストリアワインの輸出に飛躍をもたらしました。5260万リットル、1億7030万ユーロ相当のワインが輸出市場で販売されました。金額ベースでは過去最高記録です。前年対比は数量ベースで10.5%増、6.9%の収入増です。平均価格はリットルあたり3.24ユーロで、2017年の3.35ユーロから微減となりましたが、これはヴィンテージ2017が数量にも恵まれたことで、全価格帯において、よりマーケットを拡大、浸透した結果と予測できます。
ヴィンテージ2018の豊作によって最終四半期にバルクワインの販売が目立ちましたが、瓶詰めワインの販売増加が継続していることはさらなる推進力となりました。
加盟国と圏外国の両方で同様の成長
EU圏外の市場は、2018年の輸出額のほぼ30%を占めますが、この顕著な数字に重要な貢献をしています。例えば、アメリカ合衆国(数量19.7%増、金額21.2%増)とカナダ(数量66%増、金額62.6%増)の成長は著しく、明らかにこれまでオーストリアワインマーケティング協会と献身的な多くの生産者が、北米市場で働きかけてきた年月が報われた結果といえます。平均するとEU加盟国も、数量、金額ベースともに満足いくものです。ドイツは常にオーストリアにとって最大の輸出市場ですが、他国の成長が強いことによって、かつて2000年には70%以上だったそのシェアは初めて50%を割りました。
国内市場:小売食料品業界と家庭での消費で成長
オーストリアワインは海外市場だけではなく、国内市場の需要に顕著な増加が見られます。食品小売部門で、オーストリアワインは近年で記録的な数字となりました。2018年の販売量は58.3%に達し(6.9%増、輸入ワインは10.5%減)、売上高の70.5%に増加(5.0%増)しました。オーストリアワインの国内消費量も成長を続けており、数量ベースで67.5%(3.9%増)、金額ベースで74.2%(5.2%増)のマーケットシェアです。ホスピタリティ業界では、オーストリアは2018年、売上の90.3%、88.3%のマーケットシェアで、やはり喜ばしい結果を記録し、数量は微減しているものの、依然として文句なしに市場の中核の地位を担っています。
AWMBの代表ウィリー・クリンガーは大変満足して「オーストリアワインは正しい軌道に乗っています。この15年間、輸出は平均年間6.5%増で成長してきましたが、これまで強い国内需要と成長は想像できませんでした。現在の品質重視戦略の成功が維持できれば、5年以内に、販売されるオーストリアワイン全量が利益をもたらすでしょう。」と報告しています。
概要
2018年ワイン輸出 (出典: Statistik Austria):
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輸出詳細:
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国内市場:
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