オーストリアワインマーケティング協会、インターナショナル・アワード受賞

“ウィーン、シュニッツェルとカイザーシュマーレンだけではなく、ワインもオーストリアを有名にした一要因だ。これには過去25年にわたるオーストリアワインマーケティング協会のハードワークが大きく寄与している。”と、ヴァインヴェルト・マガジン誌編集長のイカ・リンデマンは、毎年行われるマイニンガー・アワーズ・エクセレンス・イン・ワイン＆スピリッツの授賞式において、卓越した功績賞を発表する際に語った。

“オーストリアワインマーケティング協会は、オーストリアワインを世界中の熱心なワイン愛好家に紹介することに成功した”と栄えあるマイニンガー出版の代表であるクリストファー・マイニンガーは説明した。このイベントは8年目を迎えており、毎年トレード・ショー“プロヴァイン”に先がけての土曜日に、傑出した個人、団体、そしてワイナリーに対し、カテゴリーに分けて賞を与えている。過去の受賞者にはジャンシス・ロビンソン（ジャーナリスト、著者）、シュテフェン・クリストマン（VDP、独）、そしてパウラ・ボッシュ（ソムリエール、レストラン“タントリス”ミュンヘン）らがいる。

ヴィリー・クリンガー（AWMB会長；訳者注）は授賞式で伝統的バスケット・プレスの形をしたトロフィーを受け取った。そのスピーチで彼はAWMBチームとオーストリアのワイン生産者達に感謝の意を表し、さらにオーストリアのブドウ栽培政策に対し謝意を表明した。「たった25年で、明らかにオーストリアワインは、自身をプレミアム・レベルにリ・ポジショニングすることに、成功した。そしてこれはAWMBの支援が、開放的で未来志向の栽培政策と相まったことにより成し遂げられた。我々は、自らの仕事が国際的に認められ、また我々の業績が今ワイン輸出市場状況に反映していることを有難く思っている。」とクリンガーは語った。

オーストリアブドウ栽培者協会会長のヨーゼフ・プライルも受賞を喜んでいる。「AWMBの25年にわたる粘り強さと献身が今実を結んでおり、このような賞は、ワイン業界のAWMBに対する投資が懸命で有益なものであることを我々に示している。ドイツは世界的にも最も大きなワイン輸入国であり、オーストリアワインの輸入量はまだ輸入量に比較して極小さい。我々、ユニークで素晴らしいワイン生産国は、だからこそより一層、市場に顕著な影響力を持ち支持される出版社に認められたことを誇りに思っている。」と述べた。

マイニンガー出版はドイツのワインと飲料のについての主要な業界誌出版社であり、その定期刊行物にはヴェインヴィトシャフト、ソムリエ・マガジン、ヴァインヴェルト、マイニンガーズ・ワインビジネス・インターナショナル、ゲトレンケ・ツァイトゥング（酒類新聞）、フィズ、デア・ドイチェ・ヴァインバウ（ドイツワイン農家）があり、他に専門書とレストランガイドを発行している。