カルヌントゥム、最新のDAC産地に認定
DAC認証を有するオーストリアワイン産地は成長し続けています。包括的な考察と産地内の合意によって、カルヌントゥムはDAC規定の草案を提出し、サステイナビリティと観光業を管轄する連邦大臣マリア・ぺテックによって受理、認証されました。これにより、カルヌントゥムは14番目の産地特有ワインを特定保護するオーストリアワイン生産地となりました。
オーストリアワインマーケティング協会(AWMB)の代表ヴィリ・クリンガーのコメントは以下の通りです。「DACの規定が有効となったカルヌントゥムは、原産地呼称を基盤としたマーケティング成功の道へと乗り出しています。ワイン生産者たちは赤・白ワイン両方で間違いなく彼らの産地の特性を表現したワイン造りで成功しており、さらなる特化をより確実なものにしていくでしょう。」
3段階、産地特有の葡萄品種
シュタイヤーマルク、カンプタール、クレムスタール、トライゼンタールと同様に、カルヌントゥムもオーストリア東部、ウィーンとスロヴァキアの境界線の間に位置し、栽培面積は906ha、ゴベイツヴァイン(地域名称ワイン)、オルツヴァイン(村名称ワイン)、リーデンヴァイン(単一畑ワイン)の3段階のDAC規定を有します。葡萄品種はこの産地のスタープレーヤーに焦点を当てています。白ワインは、シャルドネ、ヴァイスブルグンダー、グリューナー・ヴェルトリーナー、赤ワインはツヴァイゲルトとブラウフレンキッシュです。カルヌントゥムDACの単一品種表記ワインは、これらの品種のいずれかのみで生産することが義務づけられ、ブレンドワインの場合は、少なくともこれらの品種のうち一種を3分の2以上使用しなければなりません。つまり、3分の1はその他のクヴァリテーツヴァイン(クオリティワイン)で認められている品種、赤ワインの場合、ザンクト・ラウレント、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローの使用が可能です。
風味の特徴
カルヌントゥムはこれまでの間、個性的な赤ワインとしっかりとした骨格のある白ワインでとてもよく知られてきました。新しいDACの規定によって全てのワインは辛口であること、そして赤ワインは最低アルコール濃度12%が義務づけられます。さらに、オルツヴァインとリーデンヴァインはそれらの際立った特徴をしっかりと帯びたワインになるために十分な時間を要するので、収穫翌年の白ワインは3月15日、赤ワインは11月1日より前に認定検査番号の申請書が提出されることは認められません。
ルビン・カルヌントゥムはこれまで通り
確立されたブランドであるルビン・カルヌントゥムは、DACの規定を平行して残り、ツヴァイゲルト品種から生産される特別な産地の典型的なワインとして保証されます。
DACが意味することとは?
オーストリアの厳格な管理(DAC)とは、産地の典型的なオーストリアの良質ワインの原産地を法的に規定するものです。そのため、ワイン産地にDACを併記したワインラベルであれば、その産地に特有の良質なワインであることが保証されます。DACワインは、DACの規定で定められた葡萄品種だけで生産されており、産地のよって確立された全ての規定を満たしている必要があります。オーストリアには現在、全部で14のDACワイン産地が存在します。DACの規定を満たさないワインは、その産地で生産可能な様々なワインの一部として連邦州名を冠します。
概要: カルヌントゥムDAC |
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許可品種:
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風味の特徴: 辛口 |
アルコール濃度: 最低12,0 % vol. |
原産地呼称の区分:
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プレス用写真 (© AWMB/Marcus Wiesner)
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