ノイジードラーゼー DAC、市場にリリースされる

ノイジードラーゼーDACは、オーストリアにおける8つ目のDACであると同時に、同国の最も主要な赤品種であるブラウアー・ツヴァイゲルトに焦点を絞った最初のDAC産地だ。「この新たなノイジードラーゼーDACを通し、気候と土壌を反映した、果実味溢れ調和の取れた赤ワインが、さらに高い注目を集め、その知名度を上げなければならない。」と、ブルゲンラントワイン委員会長のアンドレアス・リーゲンフェルトはコメントした。

ノイジードラーゼーDACは“リザーヴ”呼称を付加して市場に出すこともできる。ワインは純粋なツヴァイゲルトか、ツヴァイゲルト主体のキュヴェ（ブレンド）。キュヴェの場合はツヴァイゲルトが少なくとも60%を占めねばならず、また残りの40%は地場固有品種で構成されなければならない。ワインは伝統的大樽或いは小樽で熟成されねばならず、アルコール分は13% vol.以上で、かつボトルのラベルに記載されねばならない。ノイジードラーゼーDAC リザーヴのワインは、収穫の翌々年の3月1日以降にリリースすることができる。

このカテゴリーは、ツヴァイゲルトの品種特有の、フルーティーでスパイシー、調和の取れたスタイルを代表し、木樽またはステンレス・タンクで熟成される。アルコール含有量は最低12% vol.で、ボトルのラベルに記載されねばならない。これらのワインは収穫翌年の3月1日以降にリリースすることができる。

ノイジードラーゼーDACは“リザーヴ”呼称を付加して市場に出すこともできる。ワインは純粋なツヴァイゲルトか、ツヴァイゲルト主体のキュヴェ（ブレンド）。キュヴェの場合はツヴァイゲルトが少なくとも60%を占めねばならず、また残りの40%は地場固有品種で構成されなければならない。ワインは伝統的大樽或いは小樽で熟成されねばならず、アルコール分は13% vol.以上で、かつボトルのラベルに記載されねばならない。ノイジードラーゼーDAC リザーヴのワインは、収穫の翌々年の3月1日以降にリリースすることができる。

DAC呼称の組織部署及び法的根拠が創設されて以来、オーストリアは、ワイン・マーケティングの新たな道を辿ることとなった。DAC (Districtus Austriae Controllatus)ワインの導入に伴い、原産地呼称は明確な味わいの特徴を代表することで、消費者の将来の購買決定の一助となる。

2003年以来、数々のオーストリアワインが特定のDAC産地呼称表示を持つようになった。新たなノイジードラーゼーDACは、ヴァインフィアテル、ミッテルブルゲンラント、トライゼンタール、クレムスタール、カンプタール、ライタベアク、そしてアイゼンベアクに続き、8つ目の原産地呼称として、DACシステムに組み込まれた。

DACの3文字は、ボトルの中のワインが、その産地を明確に表現している、ということを象徴している。3文字よりも、ここでずっと大切なのは、産地の名前だ。この名前はワインの味わいと関連していなければならない。とは言うものの、同じ産地表示を持つワイン達であっても、異なる生産者によって造られているので、全く同一の味わいではない。それらを結びつけるのは、特定産地に典型的なスタイルだ。DACワインは、全てのクヴァリテーツヴァイン同様、厳格な手続きを経た上、さらに産地の典型的スタイルをワインに反映していることを証明するための公的テイスティングに合格しなければならない。