ヴァインアカデミカー20周年卒業式典

1994年10月に最初の14人のヴァインアカデミカーが卒業した時、それはヴァインアカデミー・エスタライヒが欧州大陸最大のワインスクールへと変貌に向かう大きな一歩だった。

この国際的資格のベースは英国ワイン＆スピリット・エデュケーション・トラスト（WSET）と共同で築かれ、WSETディプロマ・プログラムが1992年ルストにおいて、ドイツ語圏に導入された。ヴァインアカデミー・エスタライヒ――50%オーストリアワインマーケティング協会出資子会社――は、今もディプロマコースを英語以外の言語で受講できる世界で唯一の拠点であり続ける。このユニーク・セリング・ポイントにより、アカデミーのディプロマ・プログラムはヨーロッパのドイツ語圏中で発展が可能になった。

2001年にアカデミーは、ヴァインアカデミカーの資格をドイツで供与するために、ラインガウのガイゼンハイム大学とパートナーシップを交わし、2007年にはスイスのチューリヒ大学ヴェーデンスヴィル・キャンパスとの提携が続いた。それ以来200人以上のドイツとスイスで卒業したWSETディプロマの候補者が、ヴァインアカデミカーとなることに成功している。他の戦略的提携はブダペストのバルコレギウムや北イタリアのヴァインアカデミー南チロルを含む。さらにプラハ・ワインアカデミーとデンマーク・ソレラ・ワイン＆スピリット・インスティテュートとの共同が近年加わった。

2013年11月15日に行われたこの20周年記念卒業式典は、次の重要な発展ステップだった。20名の新ヴァインアカデミカーには、2011年にブルゲンラントのルストに本拠を置くヴァインアカデミー・エスタライヒで始まった最初の“中欧WSETディプロマ”英語コースの最初の卒業生を含んでいた。英語プログラムはヴァインアカデミー・エスタライヒをワイン教育のグローバル・インスティテューションへと位置づけた。ヨーロッパ中から、そしてロシア、中国、シンガポールそしてインドから増え続ける生徒数は、この発展を反映したものだ。

インスティテュート・オブ・マスターズ・オブ・ワインも、10年以上にわたりヨーロッパ・エデシュケーション・プログラムをヴァインアカデミー・エスタライヒ・キャンパスで行っている。MW初年度プログラムが開催される場所は、ナパとアデレイドに続いて、ルストの3か所だけだ。他の観点もアカデミーの世界的評判を高めた。5人のヴァインアカデミカー：カーロ・マウアー、ローマン・ホルファート、アンドレアス・ウィクホフ、フランク・レーダー、そしてペドロ・バレステロスがマスター・オフ・ワインの称号を得たことだ。

20周年の記念式典は250名のゲストを迎えての解説付テイスティングで幕を開けた。仏のスター・コンサルタント、ステファン・デュルノンクールとフランク・スムルダースMWが、アカデミーの共同ホストにより、観客を“18ワインで世界巡り”へと誘った。このイベントは同時に、ヴァインアカデミー・エスタライヒとその卒業生ヴァインアカデミカー両者の、卓越のための世界的方向性と尽力を象徴するものだ。

アカデミーの国際的発展の重要な支持者のひとつが、とりわけ東欧出身の生徒に奨学金を提供してきたドメーヌ・エスタハージだ。オーストリアワインマーケティング協会、ヴァイン・ブルゲンラント、そしてマスターズ・オブ・ワイン協会等その他機関が魅力的な奨学金や賞を設け、生徒の勉学を助け、また試験における優秀な成績を讃えてきた。2013年最優秀生徒賞はドイツのカティヤ・クラーマーに贈られた。彼女はマスターズ・オブ・ワイン協会から招かれ、ルストでのヨーロッパMWプログラムのコースデーに参加する。

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Course information - Diploma in Wines and Spirits

Club of the Weinakademiker