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ヴィーナー・ゲミシュター・サッツがDACに

2013年8月19日――ヴィーナー・ゲミシュター・サッツはオーストリアで最も伝統的ワインのひとつ。そして最近10年あまりこの特別な混植ワインは長期にわたるルネッサンスを迎えている。それは、主にヴィーンワインとして知られるウィーンのワイン生産者団体により推進された厳格な品質本位のポリシーと新たな耕作規定に負うところが大きい。ヴィーナー・ゲミシュター・サッツのウィーンワインにおけるスター性と保護原産地呼称への強い意欲がウィーンの地方ワイン評議会のDAC (Districtus Austriae Controllatus)獲得申請への背中を押した。公式条例は連邦大臣ニコラウス・ベアラコヴィッチによって署名される。

これによってヴィーナー・ゲミシュター・サッツはオーストリアの9番目のDAC呼称統制ワインとなった。最初のヴィーナー・ゲミシュター・サッツDACワインは2013年ヴィンテージから市場に出る。この新たな展開の結果、オーストリアのDAC数は、非DAC産地数『7』を超えることとなった。非DAC産地の原産地プロファイルは依然策定中だ。

A picture shows a view of Vienna from the vineyard Nussberg, © Austrian Wine / Gerhard Elze.
© Austrian Wine / Gerhard Elze.

畑におけるカラフルなブレンド

ヴィーナー・ゲミシュター・サッツの特徴――一つの畑に異なるブドウを隣合せて植える――はもともとかなり昔に収穫の保護とリスク回避の技法として定着した。品種が多様であることにより、異なる品種は異なる時期に成熟するので、収量と品質のヴィンテージによる変動は、比較的少なく抑えることができる。究極的魅力は、ブドウの出自の個性を反映したユニークなアロマと風味個性を育むことだ。

ヴィーナー・ゲミシュター・サッツの新規定は少なくとも3つの白の高品質ブドウ品種が単一のウィーンの畑に混植され、ブドウ畑登録にヴィーナー・ゲミシュター・サッツとして登記されなければならないと定めている。ワインに使用されるブドウは、いかなる単一品種も50%のシェアを超えてはならず、3つ目の品種のシェアが少なくとも10%なければならない。また、ラベルに表示されるアルコール含有料は12.5%を超えてはならない。ワインは辛口ではっきり認知される樽のニュアンスがあってはならない。

ヴィーナー・ゲミシュター・サッツDACは単一畑名呼称で販売することもできる。この場合アルコール含有量は最低12.5%で、ラベル表示されねばならない。ワインは“辛口”のテイスティング特性に合致する必要はなく、収穫翌年の3月1日より前にリリースすることはできない。

高品質ワイン産地としてのウィーンのイメージを保持

このDACはヴィーナー・ゲミシュター・サッツ限定で適用される。すなわち、他のクオリティーワインはヴィーナー・ヴァイン(ウィーン産ワイン)として市場に出される。ヴィーナー・ゲミシュター・サッツの規定に合致しないゲミシュター・サッツは、ヴァインラント原産地呼称の“ラントヴァイン”として販売されねばならない。

ヴィーナー・ゲミシュター・サッツの新規定は少なくとも3つの白の高品質ブドウ品種がひとつのウィーンの畑に混植され、ブドウ畑登録にヴィーナー・ゲミシュター・サッツとして登記されなければならないと定めている。ワインに使用されるブドウは、いかなる単一品種も50%のシェアを超えてはならず、3つ目の品種のシェアが少なくとも10%なければならない。また、ラベルに表示されるアルコール含有料は12.5%を超えてはならない。ワインは辛口ではっきり認知される樽のニュアンスがあってはならない。

ウィーンの地方ワイン生産者委員会長ヘアベアト・シリングは「ヴィーナー・ゲミシュター・サッツDACによって我々はウィーンにおけるワイン生産の一貫性ある長年の品質ポリシーの道標を確立した。新規定はヴィーナー・ゲミシュター・サッツの原産地特性を先鋭化すると同時に、グラスの中のウィーンの多様性を反映する」と情熱的に語った。

プレス情報

オーストリア・ワイン・マーケティング協会

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