2002年ヴィンテージ

2002年には、栽培総面積46,000haから総計2百6十万hlのワインが生産された。平年より10%増しの結果となった。

天候

穏やかな、乾燥した冬に引き続き、好ましい、同様に乾いた春が訪れた。5月末の開花に問題はなく、受粉も兆候だった。夏中続いた、雷雨をところどころに挟む暖かい天候が、果実を暑い2000年ヴィンテージと張り合う熟度へと導いた。ヴァッハウ、カンプタール、クレムスタールでは部分的に、8月第2週と第3週の並外れた降水量の破壊的な被害を被り、腐敗の脅威がオーストリア中の栽培農家の緊急注意を必要とした。いくらか湿った変わりやすい天候は秋に続いたが、降雨は産地間で異なり、ミッテルブルゲンラントとズュドブルゲンラントでは乾いた暖かい収穫時の天候にむしろ有利に働いた。天候の悪戯を考慮すれば、ワインの品質は勇気付けられる結果だが、それは畑で几帳面に働いた者だけにあてはまる。

白、赤、そして甘口ワイン

結局、このヴィンテージの白ワインは1999年と2001年の中間の性質を持ち、中位の長さの熟成可能性を持つ。ヴァインフィアテルとテルメンレギオンでは非常に結果が良好で、この2つの産地では“卓越した”の評価が相応しい。

特に成功したのがミッテルブルゲンラントとズュドブルゲンラントのブラウフレンキッシュで、同様に早熟品種のSt.ラウレントやピノ・ノワールも良かった。


貴腐の早い出現のため相当量の甘口ワインができたが、その性質と質は長熟性を期待できそうだ。赤はしっかりした色合いと果実味に柔らかなタンニンを伴う。