三段階の品質ピラミッド

新しい3段階品質ピラミッドはブドウ産地と澱上熟成に重点

レベルⅠ"クラシーク”はオーストリアン・ゼクトにとって、最も要求規定の少ない段階だ。この段階は主に、ブドウがオーストリア単一行政県産であることと、熟成段階において最低9か月は澱に触れていることを、生産過程にかかわらず、保証する。
第2のレベル“レゼアヴェ”においては、ゼクトはトラディショナル・メソッド(瓶内二次発酵)で造られなければならない。ブドウとベースワインは単一のジェネリックワイン産地(行政県)産でなければならず、澱上での熟成期間は最低18か月なければならない。
最も高いレベル“グローセ・レゼアヴェ”の瓶内二次発酵ゼクトの場合、ブドウは単一のワイン生産村落(i.e.,ポイスドーフ、ランゲンロイス、ゴルス、ガムリッツ等)で収穫されねばならず、また畑名の記載も可能となっている。このカテゴリーのゼクトは、最低30か月の瓶内二次発酵の後、収穫年から早くても3年を経てから市場にリリースされる。

それぞれのレベルは、さらなる品質管理要綱を含む。それらは畑における労働や、収穫、手摘み、収穫容器の高さ、単位面積当たり収量、そして穏やかなプレスなどについての規定だ。ゼクトのベースワインに関する基準や品質段階の試験と管理についての詳細は、数か月以内に決定される予定だ。これらはマーケティング戦略とともに、AWMBとの協働で策定され、これらの新たなカテゴリーの有効なコミュニケーションに寄与する予定だ。この戦略の有効性は、2015年に予定される、こうした厳しい、品質本位のワイン法体系の完成によって、決定的になるだろう。

レベル1 –クラシーク

• オーストリア国内産ブドウ、国内での加工、及びゼクト生産

• 翌年10月22日以降の消費者へのリリース

• アルコール上限は12.5% vol.で、ラベルに表示される。

• 最低9か月の澱上熟成

• 発泡酒製造のあらゆる技法が認められる

• 全てのスタイル、全てのドサージュ・レベル、全ての色(白、ロゼ、赤)が認められる

• オーストリア行政県以上細かい原産地表示は認められない

• 畑名表示、類似の特定産地表示は認められない

• 年号表示は認められる

• 法に則ったブドウ加工 レベルⅡ–レゼアヴェ(リザーヴ)

レベルⅡ–レゼアヴェ(リザーヴ)

•ブドウは 単一の行政県で収穫され、プレスされる
• 伝統的瓶内二次発酵限定
• 収穫の翌々年(2年後)の10月22日以降の消費者へのリリース
• 最低18か月の澱上熟成
• 果汁の搾汁率 (ブドウ総量の): 60%
• オーストリア 行政県以上の細かい産地表示は認められない
• 畑名表示或は村名表示は認められない
• 年号表示は認められる
• ゼクトはブリュット、エクストラ・ブリュット、あるいはブリュット・ナチュール、すなわち残糖が12g/l以下に限定される
• ロゼの生産に赤と白のベースワインをブレンドすることは認められない
• ブドウは手摘み
• ホール・クラスター・プレス

レベルⅢ–グローセ・レゼアヴェ(グランド・リザーヴ)

• 法定の単一ワイン生産村落で収穫およびプレスされたブドウ
• 収穫後3年目(3年後)の10月22日以降の消費者に対するリリース
•最低30か月の澱上熟成
•伝統的瓶内二次発酵限定
• 果汁搾汁率 50% (ブドウ総量の)
• 畑名表示、登録された畑名表示が認められる
• 年号表示は認められる
• ゼクトはブリュット、エクストラ・ブリュット、あるいはブリュット・ナチュール、すなわち残糖が12g/l以下に限定される
• 手摘み (収穫容器高は最高 35cm)
• プレス:バスケット、或はネウマティック・プレス
• ベースワインは白またはロゼ (赤と白の混合或はブレンドはなし). つまり、ロゼに白ブドウは使用されない
• 法的ブドウ産地におけるプレス。果汁の移動は許される(シャンパーニュ同様)
• 現状ではアルコールに関する規定はなし(上下ともに)
• ホール・クラスター・プレス

付加的差別化――例えば“アレス・アウス・アイネア・ハント(全て単一ソースより)”(シャンパーニュのレコルタン・マニピュランに相当)といった表現もこのクラスでは可能だ。*産地境界(村/法制区)との関連では、ブドウ畑とプレスハウス間の距離が近いところに境界線が存在する場合(e.g.ウィーンとクロスターノイブルク間)については、現在その詳細な解決策を詰めている最中だ。3段階毎のゼクト・ベースワインの品質パラメーターや、試験や管理(キーワード:国家認定品質)についての詳細については、今後数週間協議され、付け加えられる予定だ。