氷結と乾燥によるワイン

アイスヴァインの生産には多大な忍耐が求められる。

A picture shows a vineyard in winter
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完熟した、しかし貴腐に冒されていないブドウの実は、ブドウの木に残され最初の霜が来るのを待つ。気温が-7℃くらいに達すると、遂にブドウの水分が氷結する。そのタイミングでブドウは収穫され、プレスされねばならない。プレス機では、水分はいくつもの氷の塊となって残り、凝縮した果汁だけが流れ出す。アイスヴァインはエレガントではっきりとした果実味とキビキビした酸で知られる。しかも品種特性は明白に存在する。プレディカーツヴァイン・グループの最も末っ子は、シュトローヴァインとシルフヴァインだ。とは言うものの、その生産技術――完熟した、貴腐に冒されないブドウは藁か葦のマットの上で3ヶ月空気乾燥された後、プレスされ発酵する――は、実はローマ時代から知られていた。味わい的には、これらは貴腐ワインとアイスヴァインの中間といえる。また、エレガントな果実味があるが、通常酸は低い。