土着種のツィアファンドラーは、テルメンレギオンで見られる珍しい品種で、Roter Veltlinerとおそらくトラミネールと関係があると考えられる未特定の品種から交配されたものです。ツィアファンドラーは従来、ロートギプフラーとブレンドされ、シュペットロート・ロートギプフラーというワインとなりますが、発酵後に2つの品種がブレンドされるか、畑に一緒に植えられている場合は混醸されます。
Österreich, Thermenregion
起源
Natürliche Kreuzung aus Roter Veltliner und einer traminerähnlichen Sorte
栽培面積
61.61 ha; 0.1%

栽培面積:この固有品種を有することはテルメンレギオンの希少性であり、他では殆ど栽培されていない。栽培面積は変化していない。
起源:ヴェルシュリースリングとオランゲトラウベの交配による新種。1922年にクロスターノイブルクのブドウ栽培&園芸教育&研究センターのフリッツ・ツヴァイゲルト博士によって交配された。
栽培面積:この品種は栽培面積的にほとんど重要性はなく、またオーストリアでしか栽培されていない。
ブドウ分類学上の重要点
葉:中位、丸形、5つの切込
ブドウの房:実の詰まった小さな房、円筒形、頻繁な副果;実は小さく緑がかった黄色、斑点がり、汁気に富みニュートラルな味。
成熟期:中期
重要性、生育要件:テルメンレギオンではツィアファンドラー(シュペートロート)とロートギプフラーは、時にシュペートロート=ロートギプフラーとして、キュヴェ・ブレンドとして、或いはフィールド・ブレンドとして醸造される。ツィアファンドラーは最上の畑立地と浅い土壌を必要とする。冬の霜に弱く、灰色カビに冒されやすいが、乾燥と石灰質土壌には非常に耐性がある。
ワイン:よく熟したブドウから造れば、抽出豊かで、心地良い酸と繊細な香りを持つワインとなる。TBAスタイルでは、ミネラル感を伴うことで完成度が高まる蜂蜜のような香りを放つ。プレディカーツヴァインは優れた熟成能力を持つ。